パレスチナ アッバス議長が広島初訪問、原爆慰霊碑に献花(毎日新聞)

 パレスチナ自治政府のアッバス議長が7日来日し、広島市中区の原爆慰霊碑に献花するとともに、原爆資料館を見学し、「我々が訴えるのは世界が平和であるべき、安定であること。核兵器、大量破壊兵器がないことが重要」などとアラビア語で記帳した。パレスチナの現役閣僚級以上の広島訪問は初めて。

 アッバス議長は、同館の展示を見て回った後、「世界各国は大量破壊兵器の核兵器を廃絶すべきだ。パレスチナ国民はこれまで戦争に大変苦しんできた」と話したほか、記者からオバマ米大統領が核兵器廃絶を唱えていることについて問われると、「我々も同じ考えだ」と述べた。

 また、アッバス議長は、原爆慰霊碑訪問に先立ち、降り立った広島空港(広島県三原市)近くのホテルで湯崎英彦知事と約10分間会談した。

 広島訪問を重視していたといい、アッバス議長は「訪日を広島から始められ、光栄に思う。世界で初めて原爆投下の惨禍を経験した広島の復興への努力に敬意を表したい」と述べたうえで、「全世界のリーダーは広島で学び、世界平和に関する会議も開催されるべきだ」と話した。

 アッバス議長は10日まで日本に滞在予定。8日に鳩山由紀夫首相と会談し、パレスチナ自治区への経済支援と和平への日本政府の関与を協議する。【井上梢、豊田将志】

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